■【防災特集】今住んでいる家でできる防災対策とは?■

日本は地震・台風・豪雨など、自然災害が多い国です。「防災」と聞くと、非常食を備えたり、避難場所を確認したりと、どこか“特別なこと”をイメージする方も多いかもしれません。

ですが、実は今住んでいる「家の中」でできる防災対策もたくさんあるんです。今回は、不動産のプロの視点から「住まい」でできる防災対策を分かりやすくご紹介します。


1. 家具の固定は“基本中の基本”

大きな地震が起きたとき、倒れてくる家具や家電によってケガをするケースが非常に多いです。

✅ 今すぐできる対策:

  • 冷蔵庫や本棚、テレビなどはL字金具や耐震ジェルで固定

  • 高さのある家具は低い場所に移動、もしくは転倒防止ベルトを使用

  • 寝室には重たい家具を置かないようにする

不動産業者として物件を見ていると、築年数が新しくても家具の配置や固定が不十分でリスクが高い家も多く見かけます。


2. 窓ガラスの飛散防止フィルム

地震や台風で割れた窓ガラスは、凶器にもなりかねません。特に子どもやペットがいるご家庭は注意が必要です。

✅ 対策ポイント:

  • 飛散防止フィルムを窓に貼っておく

  • カーテンは厚手のものにしておくことで飛び散り対策に

最近では、UVカット機能付きの防災フィルムもあるので、日差し対策にもなり一石二鳥です。


3. 家の中の「安全ルート」を確認する

災害時に「どのルートで外に出るか」「どこに避難するか」を日頃から確認しておくことも重要です。

✅ チェックリスト:

  • 玄関までの動線に倒れそうなものがないか

  • ブレーカーの位置を家族全員が知っているか

  • 災害時にはガスの元栓を閉めることを忘れずに

マンション住まいの方は、共用部(階段、避難はしご、非常口)も確認しておきましょう。


4. 防災グッズの保管場所を見直す

いざというとき、防災用品がどこにあるのか分からないと意味がありません。

✅ 見直しポイント:

  • 玄関近くや寝室など、すぐに手が届く場所に配置

  • 水・食料は1週間分を目安に

  • モバイルバッテリー・懐中電灯・簡易トイレも必須アイテム

収納が少ないお部屋では、ベッド下収納や壁面収納を活用すると便利です。


5. 住宅の“耐震性能”を再確認する

もし築年数の経った戸建てにお住まいであれば、一度「耐震診断」を検討するのも大切です。

✅ 耐震の目安:

  • 1981年(昭和56年)以前の建物は旧耐震基準

  • 耐震リフォームや補強工事の補助金制度がある自治体も

当社でも、耐震診断やリフォームのご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


最後に:防災は「今の暮らし」の中にある

防災というと「特別なこと」と思われがちですが、実は毎日の生活の中で少し意識するだけで、大きな違いが生まれます。

今の住まいでできる防災を一つひとつ実践することで、家族の安全、そして命を守る第一歩になります。

「住まいの安心・安全」を第一に考え、暮らしをサポートしたいNorthCompany。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。